16 JK ページ16
残念なことに、ヌナは流産した
事故が原因ではないとは言ったけど、どうなのか…オレには分からない
口には出さないけど、ヒョンは哀しそうにしている
心配で、病院に駆けつけたものの、
ヌナには、かける言葉も思いつかず、黙って手を握った
それなのに、ヌナは、優しく微笑みながら言う
A「ぐーちゃん、楽しみにしてくれてたのに、ごめんね
あとさ……ユンギさんをよろしくね。
元気づけてあげて」
JK「ヌナは、ヌナはどうなんだよ!
大丈夫なの?」
A「なんだかね、まだ、お腹にあの子がいるような気がして話しかけちゃう……習慣っておもしろいね」
JK「あの事故の時……あのお母さんがすげぇ謝ってた。
あの男の子たちも、大泣きしてた。」
A「あぁ、あの子たち、ぐーちゃんも見たんだ。
かわいかったね。お母さん、大変そうだった……ふふっ」
いつでも、やっぱりヌナは女神のようだ
会社前、出待ちをするファンによって、
通り掛かったヌナが動画を撮られていた。
自転車と衝突した瞬間も撮られていたようで、SNSにあがっていた
心あるファン達によって、そんな動画は、拡散しないでおこうよって、今は削除されているみたいだけど、
ヌナの噂はあっという間にひろがった。
@ーーーーー
赤ちゃん、大丈夫かな?
意識は?
この小さな子をかばったの?
妊婦さんがダメだよー
そして、ヌナの流産が知れ渡るやいなや、国中、いや、世界中の人たちが悲しんだ
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作者名:みんと | 作成日時:2022年7月30日 12時