巷で噂の肩幅キム夫婦【JN】

キッチンにて ページ1

『ソクジナ…. 肩が邪魔だよ肩が』

紹介しよう。 私はキム・A

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そして目の前でキッチンを肩で陣取っているイケメンは旦那のキム・ソクジン



「ヤー、この広い広いキッチンで俺一人居てどこが邪魔になるんだよ」

そう彼が言うようにそこそこ高収入の彼のおかげで 別にキッチンが狭いわけじゃない。なんなら広い

ただちょっと、いや結構広めな肩幅がとても窮屈に
感じる


さっきからブスブス刺さってるし私の頭に

『ソクジナが動くたびに刺さるんだよ』


「朝ご飯を作ってるんだよ仕方ないじゃないか」



『私は? 愛する旦那様と自分の為に愛のこもった美
味しい美味しいコーヒーを淹れるところですけど?』


本当は淹れる気無かったけど

優しい奥様が淹れてあげるよ

くぅぅぅ!良妻だと思わないかい?

とか一人で思いながら電気ポットでお湯を入れる
もちろんインスタントだよ？

「わー、美味しい美味しいインスタントの味がするよ。」


インスタントですみませんね

『毒でも入れてやろうか』
といった瞬間に

パァンっ!と耳が飛ぶ勢いでなる爆破音


「うわっ、ウインナーがなんとも悲惨な姿に…..」


『きゃーっ! ウインナー暗殺事件よ!!』

茶番が始まりました

「は、 犯人は誰だ!!」



『犯人は､

キム・ソクジン貴方ですね！
バッキューン』

手を銃の形にして撃つふりをすると胸を抑えてうず
くまる旦那

こんな馬鹿な事して笑い合う時間が何気に大切で、あぁ結婚して良かったなって思う。

口には出さないけど


「ばれ、たか...」
旦那の渾身の演技を見届け
ふと､フライパンに目を移すと

カリッカリに焦げたウインナーと目玉焼き

『うわっ、焦げてるよ!!!』


「なんだって?!」

朝からうるさいこの夫婦は

巷で噂の仲良し夫婦

そんなキム夫婦の日常覗いてみませんか？

キム夫婦の朝食〜折畳み式肩幅を添えて〜→

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