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その日の夜、我が家では俺がスカウトされた、しかもジャニーズ事務所って大盛り上がりだった
だけど、母さんも一緒に暮らしてるばぁちゃんも俺の体を心配してかそれ以上は何も言わなかった
それから3日ほど経った4月27日、勉強に没頭しすぎて薬を忘れリビングに飲みに行こうと覗くと母さんがノートを開き電卓を叩いてる姿が目に入った
我が家は1階を改造して小さな動物病院をやってる
母さんはその院長だから生活には余裕があると勝手に思ってた…
だけど、売上の殆どは俺の治療費
よく見れば母さんは随分と老けた……
同い年代の人と比べても母さんの方がうんっと年上に見えてしまうくらい
あんまりメイクもしないしいつも目の下には隈…せめて母さんには若々しくいてもらいたいし俺のことなんて気にせずオシャレだってして欲しい……
だけど中学生の俺はバイトすることも出来ない
ならばと俺はこの前貰った名刺に書いてある番号に掛けて聞いてみた
「病気で運動制限がある俺でもアイドルになれますか？」
すると、おじちゃんは……
「歌って踊るだけがアイドルじゃないよ」
って言ってくれた。
母さんやばぁちゃんには心配かけたけど、2人は俺のやりたいことならばと応援してくれて早速5/2に1度事務所へおいでと誘って頂き、事務所へ行くとちょうどオーディションが開催されてた
俺はそのオーディションの見学
そこで俺は1人の男の子のダンスに惚れた
綺麗な動きで無駄が一切ない……
何よりダンスが大好きなんだって彼の表情から伝わった
それが……村上真都ラウールだった
後に同じグループに加入して生涯を共にする俺の大事なパートナー
とりあえず母さんと見学できたつもりがそこで本契約となって入所が決まった
俺が幼い頃からの主治医である前田先生という女医にはこっぴどく叱られたけど、そんな前田先生も今では主治医であり専属ドクターとしてライブや舞台の度に裏に待機してくれていて俺になんかあればすぐに助けてくれたりとサポートしてくれて活動を応援してくれている
渡辺さん推しなんだけど笑笑
あ、でも安心して？渡辺さん目当てに俺の専属ドクターやってるわけじゃないし、先生には息子さんと最愛の旦那さんもいるから笑
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作成日時：2024年4月17日 22時
