君を想う4------TH

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日本に帰ってから私はこれからの為に動き出した

BTSはワールドツアーで世界各国をまわっていたから
時差のおかげで電話も少し減ったしメッセージのやり取りもかなり減った


これからの私の計画にはそれが好都合だった













妊娠が発覚した時


頭が真っ白になった




でもそれと同時になんとも言えない愛しい気持ちになって



BTSの為には産むべきでは無い



でもその選択はどうしてもできなくて




勝手な私を許して欲しい



テヒョンとお腹にいる小さな命を守るには











何も言わずにわたしが彼から離れるしかない









会社へ三月末で退社できるように退職届を提出
同僚のあやは驚いていたけど、本当の事は言えなかった



親にも誰にも言えない

こんなトップシークレット...



今まで沢山働いてきたから幸い何年かは貯金で生きていける









誰も知り合いもいない田舎で家を借りて


この子と二人で生きてくそう決めたんだ


















ワールドツアーが終わる頃私は引越しをして新しい生活をはじめていた








2人で生きていくのに選んだ家は



初めてテヒョンと出会ったあの海岸から車で20分くらいのところ



平屋の小さな一戸建て


リノベーションしてってとてもオシャレで可愛い家






この大好きな土地で沢山愛情いっぱいに育てたい





妊娠初期はお父さんがいなくてごめんねと思っていたけど



今ではその分私が幸せにしてあげればいいんだって

すごく穏やかに前向きな気持ちになれてる







後は明日韓国に帰ってきて数日お休みがもらえるテヒョンに



最後のメッセージを送るだけとなった




お世話になったマネージャーさんには先に別れを告げる事を連絡した

きっとテヒョンの事だから仕事に影響が出るかもしれなくて
そんな時に支えて貰いたいから







私は大きくなってきてよく動くお腹に手を置きながら


メッセージを入力した

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