◉ ページ32
宮舘「これやばい。」
「結構、人多いね。」
変装が終わり、バナナの妖精さんのエリアに足を踏み入れる。平日だけど、春休みだからか結構人が多い。
宮舘「ミニゲーム行く？」
深澤「ミニゲーム行こうよ。」
ミッション一覧を見ながらゲームがある場所を目指す。
宮舘「俺とふっかの間にいてね。」
「わかった。」
目の前にゲームの列が見えてきた。
宮舘「並んでるよ。」
深澤「並ぼうよ。」
宮舘「こっち。こっちから行こう。」
直線でゲームコーナーへ行こうとしたけど、舘様が進路を変更する。
宮舘「ヤバいヤバい。めっちゃ顔見られた。」
舘様の視線の方へ顔を向ける。
「あっ」
深澤「あー終わった。」
目があった2人組がこちらへ来たから慌ててショップに入る。
ショップの一番奥まできたところで他の人と目が合いピンチ。
佐久間「出るしかない。出るしかない。」
ショップから出て広場のようなところを歩く。
佐久間「どこに(バナナの妖精)いんの？」
「エリアの入り口のところじゃない？」
スタッフ「(妖精に)見せるバナナを買わないといけない。」
深澤「どっかにバナナが売ってるか、ぬいぐるみのバナナでいい。」
佐久間「八百屋探すぞ。」
深澤「ねぇよ八百屋なんて。」
宮舘「キタキタキタ。」
立ち止まって話していたら最初に目があったお姉さんたちがこっちに来た。
舘様が私の手を掴んでその場を離れる。
佐久間「終わった…」
私たちの方へ来るのを諦めたお姉さんたちは佐久間くんに声をかけたらしい。佐久間くんが動きを止めた。
深澤「嘘でしょ…」
宮舘「マジ？」
…開始3分、バレた。
騒ぎにならないように急いでバックヤードに入る。
「全然、黄色い人いなかったよね…？」
宮舘「誰1人としていなかった。」
キャラクターに合わせたコーデをしている人が想像以上にいなくて浮いてしまった。
スタッフ「1時間休憩です。」
佐久間「マジで！？」
何もできずに私たちは変装グッズがある待機部屋へ戻ることになった。
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作者名：雪 | 作成日時：2024年4月15日 7時
