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面接官が呆然としている中、ツキは真剣な表情でこう言った。
『御社のButterは、失礼ながら年々減少の意図を辿っているとお聞きしました。それはここ数年、Butter編集部が新卒採用や中途採用で全く人員を採らなくなった、しかも!その雑誌の殆どの構成を点プロやフリースタッフに任せているからではないでしょうか。』
はっきりとものを言うツキに若い男性は興味深そうな表情で聞き込んだ。
『....ですが、この私を選び取って下されば売上向上に貢献し、必ずや売上減少にストップをかけることをお約束いたします!』
ツキはそう言うと面接官の前に歩み寄り、頭を下げながらこう言った。
『ですので、どうかこの私、ユ ツキをどうかButter編集部に雇ってください!お願いいたします!』
「....では、そろそろお時間が迫っていますので....。」
『はい!では、ありがとうございました!ありがとうございました!ありがとうございました!』
面接官のその声を聞いたツキは勢いよく顔を上げ、ニコニコの笑顔でそう言い、最後に若い男性に挨拶をしようと目を向けた。
『....。』
「....?」
『すみません。少しいいですか?』
急に怪訝な表情で近付いてきたツキに若い男性は困惑したような表情を浮かべ、こう言った。
「....何か?」
『そのピン....どちらのですか?』
「ちょっと分からないんですけど....これが何か?」
『いえ、良いんです。失礼します!』
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kaguya(プロフ) - nanaさん» 少し参考にさせていただいてます! (4月3日 17時) (レス) id: 680b1279bc (このIDを非表示/違反報告)
nana - あれ…主人公が石原さとみに見えてくるなぁ🤔 (3月25日 22時) (レス) @page26 id: 93fd17df6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaguya | 作成日時:2024年3月15日 20時