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「...なんだこれ?もしかしてお前作ったのか?」
HS「うん!」
「暇ぁー!暇ぁー!流石校閲。地味な事が得意だな。」
男性のその嫌味ったらしい言葉に校閲部内の空気は凍りついた。
『...。』
HS「階段上がると、こうなって。こっちの部屋からはベランダに出られるけど、こっちの部屋には東側からしか窓がないって書かれてるから、ここに窓がある。だから、この部屋からはベランダには、出られないって構造なんだ!」
「チッ、細けーな。これはな、フィクションなんだ。ちょっとぐらい辻褄が合わなくてもいいんだよ!」
『...。』
「こんな事誰も気づかないし、窓があるって事にしとけばいいんだよ!」
ーーバキ!
「あーあーあー!劣化住宅じゃねーかよ。」
男性はホソクの作った模型を壊すと、ホソクに板を投げつけ、文句を言った。
HS「...でも、ここは壁じゃないとダメなんだ。直前に、壁に押付けたって表現があるから。」
「だから、そんな事気づく読者いねーよ!そんな事より、作家が気持ちよくかけることが重要なんだよ!こんなのは、いらないんだよ。」
『...。』
「頼むぞ、ほんと。おい、ユンギ帰るぞ。」
YG「...。」
男性は、ユンギと呼ばれた男性に荷物を持たせ、校閲部を出ていこうとした。
『...謝ったらどうですか?』
「...は?」
『人の物壊しておいて、ごめんのひとつも言わずに帰るなんて人としてどうかしてんじゃないですか?』
NJ「!」
男性に冷たい視線を向けながら、そう言ったツキに、男性は振り返るとこう言った。
「...誰だ、お前?」
『初対面の相手に、お前呼ばわりすんなよ。』
「なんだと?」
JN「カンくん?ちょっと落ち着こうか。」
男性がイラついた表情で、ツキに詰め寄ろうとしたその時、そばで見守っていたソクジンが男性の間に入った。
「ジンさん、なんですかこの失礼な女は。」
『あんたの方が100倍失礼でしょ、このタコ!』
「あ?今なんつった?」
JN「え、いやなんかタコって言ってたね。あ、ご紹介します。こちら新しく入って来たユ ツキさんです。ツキさん、こちらboy編集部のカンさんとミン ユンギさんです。」
ソクジンは2人の間を取りながら、宥めるようにして喋った。
JN「文芸者と校閲者は密接に関わるものだから、くれぐれも仲良く、ね?」
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kaguya(プロフ) - nanaさん» 少し参考にさせていただいてます! (4月3日 17時) (レス) id: 680b1279bc (このIDを非表示/違反報告)
nana - あれ…主人公が石原さとみに見えてくるなぁ🤔 (3月25日 22時) (レス) @page26 id: 93fd17df6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaguya | 作成日時:2024年3月15日 20時