Pseudoromance#12 (ページ35)

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「……は？貴方の脳は正常ですか？

お腹の子供がジョングクさんの子供では無いと言いたいようですが、その証拠は？」

「……ふぅ。貴方に提示することはできません。今後裁判沙汰になるようなら証拠品となりますし。それ相応の証拠があると言うことだけ伝えておきます。不利になるのは、そちらの方ですよ」

何故、そこまで自信気に語れるのか、さっぱり分からない。でも、私には一つだけ分かったことがある。

その証拠の数々を目の当たりにしてジョングクは心が折れたんだと言うこと。私への気持ちさえもへし折った、その差し金。誤解だと分かれば、彼への気持ちはまたストーカー並に加速するんだろうか。

今も尚、惚けたふりをし続ける彼。＿＿＿＿私は到底何も望むつもりない。

「……なるほど。そちらの会社は、どうにかして父親を偽造したいわけですね。」

「何とでも仰って下さい。どうせ負けるのはあなた方ですし。……でも。今回はしてやられましたよ。よくもまぁ、同じ土俵に立ってまで記者に虚言を売りつけるなんて。負け惜しみが過ぎませんか？」

「……その事に関しては、こちらのミスで情報漏洩してしまい謝罪はいたします。……が、私達も記事を拝見した所、一切の虚言はないように思えます」

「ははっ何言ってるんだ、一方的にジョングクが悪いように書かれてる。しかも会社への冒涜まで、！印象操作もいい所だ。この記事が出回ったら、会社への損害及びジョングクの商品価値でさえも失いかけない。そちらも大きな過失は避けられないのでは？」

「それは、わかりません。…ただ、この記事が出回った所で。(人1)の境遇は変わりませんし、後に誰の子供か明らかになった時。困るのはそちら様だと思います。いつものように、お金で解決なさればいいのでは？」

「……っまだ認めないのか。この記者は厄介な事にどんな金額を提示しても聞く耳を持たない。＿＿＿＿お前達側の仕業だろ？一体どんな根回しをしたんだ？」

「こちらは一切関与しておりません。世に出回ってはいけないほどのスキャンダルを起こした、チョンジョングクさんに責任を投げればいいのでは？過保護に守らなくても彼はもう立派な成人男性です、自分の起こした罪は自分自身がよく分かっていることでしょう。」